「頼んだのに全然やってない」「また教材が溜まってる…」。そのため息、本当によくわかります。
通信教育が続かないのは、子どもの意志が弱いわけでも、ママの関わり方が悪いわけでもありません。続かないのには、ちゃんとした理由があります。
ベネッセの学習に関するアンケートでは、中学生の約8割近くが「集中力に他人より自信がない」と感じており、勉強の際に集中力が続く時間を「0〜1時間未満」と答えた人が約9割とされています。一人での学習に不安を感じる子どもも少なくありません。「うちの子だけ」ではないのです。
この内容では、続かない3つの根本原因を整理したうえで、今日からできる「やりっぱなしにさせない親の工夫」を具体的にお伝えしています。教材の選び方、スケジュールの組み方、声かけのコツ、そして通信教育が向いていないタイプの見極め方まで、一つひとつ丁寧に解説しています。
今すぐ動けば、子どもの「続かない」は変えられます。でも後回しにした分だけ、教材の山と親子のストレスは増えていきます。

通信教育が続かない…うちの子だけじゃなかった!まずは理由を知ろう
通信教育が続かない子どもは、決して珍しくありません。
ベネッセの学習に関するアンケートでは、中学生の約8割近くが「集中力に他人より自信がない」と感じ、勉強の際に集中力が続く時間を「0〜1時間未満」と答えた人が約9割とされています。小学生の場合は、年齢や学年によって集中できる時間に差があるため、短い時間から取り組む前提で考えることが大切です。
「うちの子だけ続かない」と悩んでいたママが「みんなそうだったんだ」と気づくだけで、少し肩の力が抜けませんか。まずは続かない3つの根本原因を見ていきます。
一人で勉強することへの不安が、やる気を奪っていた
子どもは一人の勉強に不安を感じやすいです。これは意志の問題ではなく、学習環境の影響として考える必要があります。
文部科学省の大学生を対象にしたオンライン授業調査では、「友人などと一緒に受けられず、寂しい」と感じた割合が半数を超えていました。対象は小学生ではありませんが、人と一緒に学ぶ安心感が学習意欲に関わることを考えるうえで参考になります。
学校という場所には、先生がいて、クラスメイトがいます。誰かが近くにいる、という安心感が実は勉強を支えていた、というケースが多いのです。
子どもは「孤独」に思った以上に敏感です。誰かがそばにいるだけで、同じ教材でも取り組み方がガラッと変わることがあります。
自宅には誘惑が多く、集中できる環境になっていない
子ども部屋にゲームや漫画があったら、どうなるか。まあ、そっちに手が伸びますよね。
自宅学習では、ゲーム・漫画・動画・テレビなどの誘惑が近くにあるため、集中しにくくなることがあります。これは子どもだけの話ではなく、大人のリモートワークが進まない理由とも重なります。
自宅という場所は、どこまでも「くつろぐための場所」として機能してしまいます。図書館に行くと勉強できる、という感覚と同じで、環境そのものが集中を左右するのです。
完ぺきな環境を最初からつくる必要はありません。「勉強する時間帯だけ、この部屋では漫画を片付ける」くらいの小さな一歩から試してみてください。
教材が面白くないと、記憶にも残らず続かなくなる
これ、かなり本質的な話です。子どもは「楽しくないもの」を続けられません。大人だってそうですよね。
学習内容を長く覚えるには、ただ読むだけでなく、見たり、聞いたり、書いたり、話したりしながら、くり返し取り組むことが大切です。すらら公式サイトでも、複数の感覚を使う学習システムにより、飽きにくく集中しやすい設計であることが説明されています。
現代の通信教材は、アニメーションやAIとの対話、ゲーム性のあるクイズなど、子どもが取り組みやすい工夫を取り入れているものが増えています。
教材の「面白さ」は単なる付加価値ではありません。続けられるかどうかを決める、最初の条件と考えてください。
やりっぱなしにさせない!通信教育を続けるための3つのポイント
続かない理由がわかれば、対策は立てられます。
大事なのは「子どもに任せきりにしない」こと。通信教育は自由度が高い分、サポートなしでは子どもだけで回すのが難しい学習方法です。
ここでは、続けるために今すぐ取り入れてほしい3つのポイントを紹介します。
続けるほど楽しくなる「継続性のある教材」を選ぶ
どんなに良い習慣も、教材がつまらなければ続きません。これはもう大前提です。
「継続性のある教材」というのは、単に「楽しい教材」とは少し違います。「やればやるほど面白くなる」設計のもの、つまり子どもの「なぜ?」「もっと知りたい」という好奇心を引き出し続ける構造を持っているものです。
進捗でご褒美がもらえるポイント制、苦手に合わせて問題を出す仕組み、学年を超えて先取りや復習ができる無学年式など、各社の工夫は実にさまざまです。
まずは体験受講を使って、子どもが「これやりたい!」と言うかどうかを確認してみてください。子どもの反応が、教材選びで一番信頼できる判断材料です。
親子でスケジュールを作り、メリハリのある学習時間をつくる
小学生の集中時間は、最初から長く見積もりすぎないことが大切です。低学年なら5〜10分程度から始め、慣れてきたら少しずつ伸ばす方が続けやすくなります。
だからこそ、「やりなさい」と言い放つだけではうまくいきません。遊びと勉強が交互に来る、メリハリのあるスケジュールが必要なのです。
スケジュールを親が一方的に決めるのもNG。子どもが自分で「何時からやる」「おやつの後にやる」と決めた方が、取り組む意欲が上がりやすいです。
週に一度、親子でスケジュールを見直す時間を10分だけ取ってみてください。それだけで、子どもの「自分で決めた感」がじわじわと育っていきます。
子どもが「一人じゃない」と感じられるよう、親子で取り組む
リビング学習は、教育の世界でよく取り上げられる学習スタイルの一つです。合う・合わないはありますが、家族の気配の中で勉強できることが安心感につながる子どももいます。
子どもが通信教育に取り組んでいる間、同じ空間でママが本を読んだり、仕事をしたりしているだけで十分です。「子どもの隣に座って一緒に問題を解く」必要はありません。
特に学習習慣がまだ定着していない低学年のうちは、物理的な「そばにいる」が何より強い後押しになります。難しく考えず、まず同じ部屋にいることから始めてみてください。
やってしまいがち!通信教育でやってはいけない親のNG行動
頑張ってサポートしているのに、逆効果になっていることがあります。
善意のつもりが子どものやる気を削いでいた、というのはよくあるケースです。ぶっちゃけ、ここを知らないままだと、どんなに良い教材を使っても続きません。
「あ、これやってた」と思ったら、今日から変えましょう。
感情に任せて怒鳴っても、逆効果になるだけ
「なんでやらないの!」と怒鳴りたくなる気持ち、本当によくわかります。でもこれ、まじで逆効果です。
心理学に「心理的リアクタンス」という概念があります。人は「〇〇しなさい」と命令されると、自由を制限されたと感じ、むしろその反対の行動を取りやすくなる、というものです。これは大人も子どもも変わりません。
「勉強しなさい!」と怒鳴った翌日、子どもがさらにやらなくなった、というのは心理的に筋の通った反応なのです。
命令や叱責ではなく、「今日はどこをやる?」と選択権を渡す声かけに変えるだけで、子どもの反応が変わる可能性があります。
学習状況を放置すると、子どもはいつまでも始めない
「自主性を育てたい」という気持ちはすごく大切です。でも、まだ習慣がついていない段階でほったらかしにするのは、放置と同じです。
人は、誰かが見守っている、確認してくれると感じるだけで行動を起こしやすくなることがあります。これは子どもも例外ではありません。親の目がない空間では、子どもはなかなか勉強を始めません。
自立を目指すのは大事ですが、そこにたどり着くまでには段階があります。最初からすべてを子ども任せにせず、「声かけ→進捗確認→一緒に振り返る」という伴走期間を設けてみてください。
勉強前にご褒美を与えるのは、やる気を奪う行動
「勉強したらゲームしていいよ」ではなく、「ゲームしてから勉強してね」という順番になっていませんか?これ、かなりダメなパターンです。
NBERに掲載された学生へのインセンティブ研究では、成績などの結果に対する報酬よりも、読書や課題への取り組みといった行動に結びつけた報酬の方が成果につながりやすいことが示されています。つまり、ご褒美は「やった後」に渡す方が使いやすいのです。
先にご褒美を渡してしまうと、子どもはそこで満足してしまい、勉強するモチベーションがなくなります。「先に与える」ではなく「やったら渡す」という順番を、今日からしっかり守ってみてください。
今日からできる!やりっぱなしにさせない親の工夫4つ
難しいことは何もありません。今日から変えられる、小さな工夫をまとめました。
どれか一つでも取り入れるだけで、子どもの取り組み方が変わる可能性があります。
全部やろうと気負わず、まず「これならできる」というものから試してみてください。
教材に事前に目を通して、子どもの「わからない」をすぐ解消する
子どもが「わからない」と手が止まった瞬間に、そばで答えられるか。これが続けられるかどうかの大きな分岐点になります。
通信教育は一人で進める形式のため、「不明点を聞ける人がいない」という弱点が出やすい学習方法です。わからない問題が続くと、教材を開くこと自体が嫌になってしまうことがあります。
子どもが翌日取り組む予定のページに、前夜に10分だけ目を通しておく。解答を確認する程度で大丈夫です。「ここでつまずくかも」と予測できるだけで、声かけのタイミングが変わります。
「わからない」を放置しない仕組みをつくることが、教材の山を作らせない一番の近道です。
早寝早起きの習慣が、日中の集中力を支える
夜遅くなるほど疲れが出て、集中しにくくなる子どもは少なくありません。学習習慣を整えるうえでは、勉強時間だけでなく、睡眠や生活リズムも一緒に見直すことが大切です。
子どもの睡眠時間が不足すると、日中の集中力や気分に影響が出やすくなります。早寝早起きは、通信教育を続けるための土台づくりとして考えておきたい習慣です。
「早く寝なさい」と子どもに言うよりも、親が先に寝る習慣を見せる方が効果的です。「ママも寝るから、みんなで寝ようか」という声かけは、命令より何倍も通じやすいです。
家族全員で「勉強って楽しい」という空気をつくる
学ぶことを前向きに受け止められる子どもは、学習に取り組むハードルが下がりやすくなります。楽しいから成績が上がるのか、成績が上がるから楽しいのか、鶏と卵のような関係ですが、どちらにせよ「勉強=嫌なもの」と決めつけない空気づくりは大切です。
でも「勉強は辛いもの」と親が思っていたら、それはじわじわ子どもに伝わります。まじで。
家の中を「学ぶことが普通の場所」にするだけで、子どもの意識は少しずつ変わっていきます。
ほかの子と比べる言葉は封印する
「〇〇ちゃんはもう終わったって言ってたよ」「あの子はちゃんとやってるのに」——これ、本当に危ない言葉です。
誰かと比べられた子どもは、やる気が上がるどころか、自己肯定感が傷つく可能性があります。比べられた相手への反感が生まれることもあります。焦りからついつい言ってしまいがちですが、比較の言葉は避けた方がよいと思ってください。
比較するなら他の誰かではなく、昨日の自分との比較だけにしてください。それだけで、子どもの受け取り方はまったく変わります。
実は通信教育に向いていない子どもの特徴もある
正直に言います。どんなに環境を整えても、そもそも通信教育が合っていない子どもがいます。
向いていない子に無理やり合わせようとすることで、勉強そのものを嫌いにさせてしまうケースがあります。
我が子の特性を見極めることが、長い目で見たときに一番大切な判断です。
入会特典のおもちゃが目当てで、教材には興味を示さないタイプ
カラフルな知育玩具、タブレット端末、人気キャラクターのグッズ——通信教育の入会特典は年々豪華になっています。子どもが「やりたい!」と言ったとき、目当てが本当に「勉強」だったかどうか、確認が必要かもしれません。
特典のおもちゃを手に入れた翌日から教材を開かなくなった、というのはよくある話です。「入会の動機が特典だった」という場合、そもそも学習への意欲が元々なかった可能性があります。
体験受講を活用して、特典なしの状態で教材に興味を持てるかどうかを先に確認することが、無駄な出費を防ぐ方法の一つです。
親子で学ぶ時間が物理的につくれない環境にあるタイプ
共働きで帰宅が遅い、下の子の世話で手が離せない、家族の事情でとにかく余裕がない——そういう状況で「通信教育をしっかりサポートしてあげられない」と悩んでいるなら、それは親のせいではありません。
でも正直に言えば、低学年の子どもが親のサポートなしに通信教育を自走するのはかなり難しいです。「そばにいてあげられる時間が今は取れない」という家庭には、講師が横についてくれる塾や家庭教師の方が合っている可能性があります。
「続かないのは教材が悪いから」ではなく、学習環境の設計が子どもの特性に合っていないことが多いです。
どんな教材を与えても、やる気や根気が湧かないタイプ
何をやっても続かない、どの教材を試してもすぐに飽きる——そういうお子さんには、教材を与える前に「好奇心のタネ」を育てる段階が必要なことがあります。
子どもの想像力や探究心は、親の言葉かけや経験から育まれます。「なんでこうなるんだろう?」「もっと知りたい!」という感覚がまだ育っていない子には、図鑑を一緒に眺めたり、日常の疑問に丁寧に向き合ったりする時間の方が先に必要かもしれません。
「やる気がない子」ではなく、「まだやる気の火がついていない子」として見てあげてください。その火がつけば、教材はあとからいくらでも活きてきます。
通信教育が続かないなら、子どもに合った別の学び方も視野に入れよう
通信教育が合わなかったからといって、勉強の道が閉ざされたわけではありません。
塾、オンライン塾、家庭教師——学び方の選択肢は思った以上にたくさんあります。
子どもの特性に合った方法を探すことの方が、通信教育を無理に続けさせるより何倍も大切です。
塾・オンライン塾・家庭教師という選択肢の特徴を知る
通信教育が合わなかった理由が「一人が不安」「声かけが必要」であれば、人と関わる学習スタイルの方がはるかに合っている可能性があります。
| 学習方法 | 向いている子 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 通信教育 | 自分のペースで進めたい子 視覚的な学習が得意な子 |
費用が比較的低め 時間・場所が自由 |
自己管理が必要 質問しにくい |
| 集団塾 | 友達と頑張りたい子 競争心がある子 |
仲間と学べる 切磋琢磨できる |
費用が高め 授業ペースを選べない |
| 個別指導塾 | 苦手をしっかり潰したい子 マイペースな子 |
一人ひとりに対応 質問しやすい |
費用が高め 通塾が必要 |
| オンライン塾 | 地域に塾がない 送迎が難しい家庭 |
自宅で受講可 選択肢が広い |
画面越しの学習に慣れが必要 |
| 家庭教師 | 一人では進められない子 特定科目の強化をしたい子 |
完全個別対応 自宅で受けられる |
費用が高め 相性の問題がある |
どれが正解というわけではありません。子どもの性格や、今の学習状況に合わせて選ぶことが大切です。
楽しく勉強できる!オンライン家庭教師
ゲームで楽しく脳を鍛える習い事。オンライン家庭教師:
小中学生対象の通信教育【デキタス】誕生♪
教材選びで後悔しないための、比較ポイントと体験活用法
正直、通信教育は入ってみないとわからないことだらけです。でも今は各社が無料体験や無料資料請求を用意しているので、使わない手はありません。
体験前に確認しておきたいポイントを整理しました。
| 教材名 | 月額目安(小3) | 形式 | 難易度 | 向いている子 |
|---|---|---|---|---|
| 進研ゼミ | 4,600円〜 | 紙orタブレット | 標準〜発展 | 楽しく幅広く学びたい子 |
| スマイルゼミ | 5,060円〜 | タブレット | 標準〜発展 | タブレット派・英語も強化したい子 |
| Z会 | 4,550円〜 | 紙orタブレット | 標準〜発展 | 思考力を深めたい・受験を考えている子 |
| ポピー | 3,700円〜 | 紙 | 基礎〜標準 | 学習習慣をつけたい・基礎固め中の子 |
| すらら | 8,800円〜 | タブレット | 無学年式 | つまずきを解消したい・不登校対応も可 |
※料金は税込の目安です。2026年5月時点で確認できた公式情報をもとに、小学3年生相当の最安水準を中心に記載しています。コース・学年・支払い方法・キャンペーン・タブレット代・入会金の有無によって変わるため、申し込み前に各公式サイトで最新条件をご確認ください。
「良問・難問」という評価が定着:Z会の通信教育
教科書準拠で勉強がもっと楽しく、 やる気が続く:月刊ポピー
教材選びに時間をかけるのは無駄ではありません。むしろ最初の選択にこそ丁寧に向き合うことが、長く続く土台になります。子どもが「これがいい」と感じたものを信じてみてください。親の直感より子どもの直感の方が、ここでは正直正確です。
まとめ:小学生の通信教育が続かない理由と解決策!やりっぱなしにさせない親の工夫
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。

「続かない」には、ちゃんと理由がありました。そして、その理由に合った対策を一つずつ取っていくことが、教材の山をつくらずに済む唯一の方法です。
最後に、この内容を整理しておきます。
そして、どうしても通信教育が合わない子どもがいることも事実です。そのときは、塾や家庭教師など別の学び方を探すことも立派な選択です。大切なのは通信教育を続けさせることではなく、子どもが学ぶ楽しさを感じ続けること。
今すぐできることは、今日の夜、子どもの教材を一緒に開いてみることかもしれません。「ここ、面白そうじゃない?」と言うだけでいいのです。
その小さな一歩が、子どもの「楽しい」を育てる最初のきっかけになります。後回しにしたことへの後悔より、今動いたことへの喜びの方が、ずっとずっと大きいはずです。


