「このまま勉強が遅れたら、うちの子の将来はどうなるんだろう」——そう思いながら夜中にスマホを開いているお母さんに、まず伝えたいことがあります。
今からでも間に合います。ただし、何もしない時間だけは取り戻せません。
不登校になった中学生が「高校受験に間に合わなかった」「やりたい仕事の選択肢がなくなった」という状況に追い込まれやすいのは、学校に行けないことよりも、その間に学ぶ機会が止まったまま時間が過ぎることが原因であるケースが多いです。
この記事では、中学・高校の教員免許を持ち、自分の子供も今まさに中学生として向き合っている筆者が、不登校の中学生に合う通信教育を正直に比較しています。
出席扱い制度の使い方・教材の選び方・続けさせるためのコツまで、必要な情報をまとめました。読み終えたあとに「今日から動こう」と思ってもらえるように書いています。

不登校の中学生、このまま何もしないと後悔するかもしれない理由
「まだ様子を見ていれば大丈夫」と思っているうちに、気づいたら取り返しがつかない状況になっていた——そういう話は、残念ながら珍しくありません。
感情論ではなく、現実として何が起きているのかをまず知っておいてください。知った上で動けば、選択肢は今よりずっと広がります。
学習の遅れは気づいたときには思っているより深刻なケースがある
数学や英語は特に、積み上げ型の教科です。1年生の内容が分からないまま2年生に進むと、授業の言葉すら意味をなさなくなります。
学校を3ヶ月休んだ中学2年生のお子さんを持つ方から聞いた話では、久しぶりに教科書を開いたとき「どこから手をつけていいか分からない」と子供が泣いてしまったそうです。
勉強の遅れが積み重なると、学習への苦手意識だけでなく、「どうせ自分にはできない」という自己肯定感の低下を招くケースもあります。これが一番ダメです。勉強の遅れは取り戻せても、自信をなくした子供が自分を信じ直すには時間がかかります。
文部科学省の調査(令和6年度)では、不登校の中学生は全体の約6%にのぼり、過去最多水準が続いています。周囲も同じ状況かもしれませんが、だからといって放置していい理由にはなりません。
まじで怖いのは勉強の遅れより、子供が「自分はダメだ」と思い込んでしまうことです。それだけは防ぎたい。
高校受験と内申点への影響を今すぐ知っておいてほしい
公立高校を受験するとき、多くの都道府県で内申点が合否に大きく関わります。内申点は定期テストの成績や授業への取り組みをもとに学校が評価しますが、長期欠席が続くと評価が難しくなるケースがあります。
「学力はあるのに、欠席日数のせいで志望校を諦めた」というケースは現実にあります。本当にムカつく話ですが、制度としてそうなっているので知っておく必要があります。
ただし、後述する「出席扱い制度」を活用することで、自宅学習が出席としてカウントされる可能性があります。これについては必ず学校に確認が必要で、条件や手続きは学校・地域によって異なります。詳しくは担任や教育相談窓口に問い合わせてください。
将来の選択肢を一つでも多く残してあげること。それが今できる一番大切なことです。
学校に行けなくても「学ぶ道」はちゃんとある
学校が全てではありません。そんなことは分かっている、でも実際にどうすればいいのか分からない——そのもどかしさ、本当によく分かります。
通信教育は、そのもどかしさを解消するために今もっとも選ばれている手段のひとつです。なぜここまで支持されているのか、その理由を整理します。
不登校の中学生に通信教育が選ばれる5つの理由
塾に通えない、家庭教師も人が来るのが難しい——そういう状況の中で、通信教育が選ばれるには理由があります。
不登校のとき、エネルギーが著しく低下していることが多いです。外出が難しかったり、人と会うことが苦手になっていたり、気分の波が大きかったりします。そんな状態でも、自分のペースで学べる環境があるのが通信教育の一番の強みです。
「今日は30分だけ」でもいい。「今週は1教科だけ」でもいい。そういう小さな積み重ねが、実は長い目で見たときに大きな差を生みます。
塾のドタキャン連絡を何度もしなければならないのって、本当につらいんです。子供も申し訳なさそうにしているし、親も消耗する。通信教育はその心理的な負担がないのが、地味にものすごく助かります。
自宅学習でも出席扱いになる制度があることを知っていますか
これ、知らないお母さんが本当に多いです。ぶっちゃけ、学校側が教えてくれないことがあるので、自分から動くしかありません。
文部科学省は平成17年に通知を出しており、一定の条件を満たした自宅でのICT学習は、指導要録上の出席として扱うことができるとされています(参考:文部科学省)。すらら単独での出席扱い認定者は累計1,700人を超えているとのことです。
ただし注意が必要です。通信教育を始めれば自動的に出席扱いになるわけではありません。
出席扱い制度の利用については、必ず担任・校長先生に相談し、教育委員会や専門の支援機関にも確認することをお勧めします。手続きや条件は学校・地域によって異なるので、一般化できない部分があります。
「うちの学校はこの制度を知らなかった」という話もあります。資料を持参して説明した保護者の方が認定を受けたケースもあるとのことです。諦めないで動いてみてください。
不登校の中学生向け通信教育おすすめ5選
正直に言います。どの教材が合うかは子供によって全然違います。だからこそ、特徴をしっかり比較して「うちの子に一番近い」ものを選んでほしいです。
ここで紹介する5つは、不登校サポートの実績・続けやすさ・出席扱い対応・料金のバランスを総合して選んでいます。
すらら|不登校専用サポートがある無学年制教材

不登校の子供に通信教育を探しているなら、まず名前を知っておいてほしいのがすららです。
他の教材と一番違うのは、不登校に特化した実績と専任サポートの存在です。「すららコーチ」と呼ばれる担当者が、お子さんの学習設計から保護者への関わり方のアドバイスまでしてくれます。勉強だけでなく、親のメンタルもケアしてもらえる感覚があります。
アニメのキャラクターが対話形式で授業をしてくれるので、「人が出てこない」点が対人不安のある子にはかなり有効です。小学1年生の範囲まで戻って学べる無学年制なので、どれだけ遅れていても焦る必要がありません。
メリット
デメリット・気になる点
「まずこれを試してみて」と言いたい教材です。不登校専門のサポートがある教材は、ぶっちゃけここくらいしかありません。料金は高めですが、その分のサポートは本物です。
進研ゼミ中学講座|王道の安心感と高校受験対策

日本で最も知られている通信教育のひとつ。知名度だけじゃなく、内容も本物です。
ベネッセならではのデータ量と受験対策の厚さが最大の武器です。AIが一人ひとりの苦手を分析して最適な問題を出してくれるので、がむしゃらに全部やらなくていい。効率よく受験対策ができます。
タブレット(ハイブリッドスタイル)と紙教材(オリジナルスタイル)が選べるので、子供の好みに合わせられます。添削をしてくれる「赤ペン先生」のあたたかみのある字が、地味に子供の心に響くという話もあります。
メリット
デメリット・気になる点
もともと勉強が嫌いではない子、受験を視野に入れている子には特に向いています。「王道」という言葉が一番似合う教材です。
スマイルゼミ中学生コース|タブレット一台で9教科に対応

とにかくシンプルに始めたいお母さんに向いているのがスマイルゼミです。
タブレットを開いた瞬間に「今日やること」が自動で表示される仕組みになっているので、「何をすればいいか分からない」という状態になりません。不登校になると「何から手をつけていいか」で詰まることが多いので、この設計は本当にありがたい。
実技4教科(音楽・美術・技術家庭・保健体育)を含む9教科に対応しているので、内申点対策としても使えます。通信教育で副教科まで対応しているのはスマイルゼミの強みのひとつです。
メリット
デメリット・気になる点
副教科も含めて内申点を気にしているご家庭や、シンプルに毎日学習を続けさせたいご家庭に向いています。
スタディサプリ中学講座|費用をできるだけ抑えたい人に

月額1,815円〜という破格の安さが、まずインパクトを与えます。でも安いだけじゃないです。
一流の塾講師による映像授業が見放題で、小1から高3まで学年関係なく学べるのが特徴です。「今日は気分が乗らないから5分だけ動画を見る」みたいな使い方もできるので、ハードルが低い。続けやすいというのは、不登校の子にとって最優先事項だったりします。
ただし、映像を見るだけになりがちという側面があります。自分から演習問題に取り組む自主性がないと効果が薄くなる可能性があるので、市販のテキストと組み合わせると良いとの声もあります。
メリット
デメリット・気になる点
「続くかどうか分からない」「まずお試しで始めたい」というときの第一歩に最適です。コスパが高すぎて、むしろ最初に試す理由がありません。
サブスタ|学習アドバイザーが毎月計画を立ててくれる

「何をどの順番でやればいいか分からない」——これが通信教育の一番の壁です。サブスタはその壁を、プロが取り除いてくれます。
毎月、学習アドバイザーが個別の学習計画表を作成してくれるので、子供も親も「今日何をすればいいか」で悩む必要がありません。不登校でどこまでやったか分からない、という状況でも、メールやチャットでアドバイザーが丁寧にヒアリングしてくれます。
出席扱い制度にも対応しており、公式サイトには制度利用までの流れが明記されています。学校に提出できる学習計画表と子供が解いたノートを毎月提出することで、出席カウントにしてもらえたという事例があります。
メリット
デメリット・気になる点
「自分で計画を立てるのが苦手」「何から始めるべきか毎回悩んでいる」というお母さんにとって、これほど頼もしい教材はないです。
おすすめ5教材をまとめて比較してみた
どれにするか迷ったときは、この表で一気に比較してください。
| 教材名 | 月額目安 | 無学年制 | 出席扱い | サポート | こんな子に向く |
|---|---|---|---|---|---|
| すらら | 約8,228円〜 | あり | 実績多数 | すららコーチ | 遅れが大きい・サポート重視 |
| 進研ゼミ | 約7,140円〜 | 一部のみ | 対応あり | 赤ペン添削・Q&A | 受験対策もしたい |
| スマイルゼミ | 約11,000円〜 | 小学のみ | 少ない | 保護者アプリ | 9教科・シンプル派 |
| スタディサプリ | 約1,815円〜 | あり | ほぼなし | なし | コスパ重視・自主性ある子 |
| サブスタ | 約9,800円 | あり | 対応あり | 計画作成・相談 | 計画が立てられない・出席扱い狙い |
※料金はすべて税込・毎月払いの目安です。詳細は各公式サイトでご確認ください。
通信教育を選ぶときに必ず確認したい4つのポイント
「とりあえず有名なやつで」と選ぶと、後から「うちの子には合わなかった」となるケースが少なくありません。料金も安くないので、失敗したくない気持ちはよく分かります。
この4つを確認してから選べば、選択ミスのリスクをかなり減らせます。
出席扱い制度に対応しているかどうか
出席扱いを目指すなら、対応実績が豊富な教材を選ぶことが最初のステップです。
教材が要件を満たしていても、学校側が制度を知らないケースがあります。対応実績がある教材なら、学校への説明資料やサポートを提供してくれることがあります。そこが大きな差です。
無学年制でさかのぼり学習ができるかどうか
中学生の不登校で学習が止まっていた場合、学年相当の教材から始めることが難しいケースがあることを頭に入れておいてください。
無学年制なら、中1の内容を中3の子が復習することもできます。「遅れているから今の学年の教材は辛い」という状況でも、自信を持てるところから始められます。これが続けることへの近道です。
サポート体制と続けやすい仕組みがあるかどうか
続かなかった通信教育の話は、山ほど聞きます。続かないのは子供のせいではありません。続けられる仕組みが教材側にあるかどうかの問題です。
親が毎日管理するのは、正直しんどいしうまくいかないことの方が多いです。だから、教材側がサポートしてくれる仕組みがあるかどうかは選ぶ基準のひとつとして重要です。
月額料金と初期費用の総額を比較する
月額だけを見て選んで後悔するのは、よくある失敗パターンです。入会金・タブレット代・保証料などを含めた年間総額で比較することが大切です。
継続することで無料になるキャンペーンも多いので、公式サイトのキャンペーン情報は必ずチェックしてください。
不登校の中学生が自宅で学習習慣を身につけるコツ
教材を選んで終わりではありません。むしろここからが本番。どれほど良い教材でも、使わなければ机の上に置かれたままになります。
続けるための環境づくりは、親の力が一番必要な部分です。
勉強のルールを子供と一緒に決めることが大切な理由
「毎日2時間やりなさい」と言って素直に実行する中学生は、ほとんどいません。特に不登校のときは、心のエネルギーが低い状態なので、強制は逆効果になることが多いです。
人は、自分で決めたことの方が守ろうとする性質があります。心理学的に「心理的リアクタンス」と呼ばれる仕組みで、強制されると反発したくなるんです。だから、子供自身が「これならできる」と思えるルールを一緒に作ることが大切です。
「目標の〇〇高校に合格したい」という具体的な言葉を子供の口から聞けたとき、その子は自分で動き始める可能性があります。ゴールを自分で決めた子の力は、親の声がけの100倍強いです。
親が管理しすぎないほうがうまくいくケースが多い
「勉強した?」「今日どこまでやった?」——言いたい気持ちは本当によく分かります。でもこれが続くと、子供にとって「勉強=親に監視されるもの」になってしまうことがあります。
親が管理役に徹すると、家庭の中で信頼関係にひびが入るケースがあることを現場で見てきました。親は「愛情からやっている」、子供は「プレッシャーをかけられている」、この認識のズレが関係をこじらせます。
勉強の遅れは取り戻せます。でも、親子の信頼関係が壊れると、それを修復するのははるかに時間がかかります。勉強より先に守るべきものがあることを、どうか忘れないでほしいです。
よくある疑問に答えます(FAQ)
「でも実際のところどうなの?」という疑問に、できるだけ正直に答えます。
通信教育だけで高校受験に間に合うの?
結論として、子供の状態と取り組み方次第です。ただ、通信教育だけで偏差値70の高校に合格したケースもあります。不可能ではありません。
大切なのは早く始めることと、自分の学力に合った教材から始めることです。
出席扱いの申請はどうやって進めればいいの?
手順は以下を参考にしてください。ただし、学校・地域によって対応が大きく異なるため、必ず担任と校長に直接確認することが必要になります。
一度拒否されても、情報を整理して再度相談したら認めてもらえたケースもあります。諦めないことが大事です。
発達に特性がある子でも使いやすい教材はある?
あります。特に実績が厚いのはすらら(対話形式・アニメキャラクター・AIつまずき分析)と天神(PC教材・全問読み上げ・シンプル設計・インターネット不要)です。
発達に特性があるお子さんの場合は、専門の支援機関や医療機関にも相談しながら教材を選ぶことをお勧めします。
まとめ:不登校の中学生向け通信教育おすすめ!自宅学習で高校受験を目指す方法
最後まで読んでくれてありがとうございます。ここまで来たあなたは、本当にわが子のことを真剣に考えているお母さんだと思います。

わが子が学校に行けないことは、失敗でも終わりでもありません。でも、何もしないことが続けば、選択肢は確実に狭まっていきます。だからこそ、今日動いてほしいんです。
通信教育は、学校に行けない今だからこそ使える最強の学び手段です。
| こんな状況 | おすすめ教材 |
|---|---|
| まず不登校専用サポートがほしい | すらら |
| 出席扱い+学習計画を任せたい | サブスタ |
| 受験対策まで見据えたい | 進研ゼミ中学講座 |
| 内申点も副教科も対策したい | スマイルゼミ |
| まず試してみたい・費用を抑えたい | スタディサプリ |
まずは気になった教材の公式サイトを開いて、資料請求か無料体験の申し込みをしてみてください。それだけでいいです。今日の「小さな一歩」が、お子さんの未来を変えます。
迷っている間にも時間は過ぎています。「あのとき動いておけばよかった」と思う日が来る前に、今すぐ動いてほしいです。あなたのわが子への愛情は、行動してこそ伝わります。
どの教材を選んでも、大切なのは「続けること」と「子供を信じること」です。お母さんが信じている子供は、必ず動きます。
子供の「できた」という顔はまだ見せてもらえます。動かなかった後悔だけは、本当に取り戻せないから。

ママの悩みに寄りそう情報を発信しています。
このサイトでは、私自身の中学・高校教員免許取得までの経験や学びをもとに、同じように悩むママたちが、子どもや親など大切な家族との関係を守りながら、無理のない心地よい関係を築くためのヒントをお届けします。
私たちの子どもたち、そして家族みんなが心から笑える。
そんな毎日につながる場を作りたいと思い、このサイトを立ち上げました。
私自身、まだまだ新米ママです。
それでも、これまでにママ友との関係や親せき付き合いで悩み、つらい思いをしたことがありました。
また、子育て、とくに学習面でも多くの迷いや挫折を経験してきました。
それでも、家族や子どもを大切にしたいという思いは、ずっと変わりませんでした。
その気持ちからたくさん調べ、学び、少しずつ考えを深めながら、このサイトを作っています。
同じような不安や悩みを抱えている方がいるなら、ひとりで抱え込まず、一緒に前に進んでいけたらうれしいです。
ママ友との関係、家族との関わり方、子どもの教育について、できるだけわかりやすく発信していきます。
皆さんが同じようなつらい失敗をしないように。
少しでも心が軽くなり、毎日が穏やかになるように。
そんな願いを込めて、情報をお届けしていきます。



「すららコーチが本当に親身で、息子の特性に合わせた学習計画を組んでくれました。出席扱いの申請を学校に持ちかけたら1ヶ月で認めてもらえて、子供のモチベーションが上がりました」(中2・男の子のお母さん)
「他の教材が続かなかったのに、すららは1年続いています。対話形式の授業が息子に合っていたみたいです」(中1・男の子のお母さん)